こんにちは。大工の柏尾です。

この日記は定期更新ではありませんが、気になった事があるたびに、日記に挙げていこうと思っています。

 
今回気になったものは、『リフォーム』と『リノベーション』の違いです。

 
以前リフォーム工事をしている時に、お客様にこんな事を言われました。

　　「いまはリフォームと言わずにリノベーションっていうんやなぁ」

このとき私は恥ずかしながら、リノベーションという言葉がよくわかりませんでした。

リフォーム工事はリフォーム工事の事でしか無く、それ以外の言い回しなんて聞いた事もなかったので、すぐに返事をする事ができませんでした。

検索をすれば、この類の疑問は簡単に答えが出ます。 

リフォーム    ：新築時の目論みに近づく様に復元する（修繕）

　　　　　　　   ：一部のみの工事

                ：イメージとしては、マイナスになったものを、ゼロへ

リノベーション：新築時の目論見とは違う次元に改修する（改修）

　　　　　　　　 ：全体的工事

                ：イメージとしては、マイナスやゼロを、プラスへ

その時の工事は古くなった天井を新しい壁紙に変える工事・・・

汚れた天井を明るい壁紙に変えるのでリノベーション？

きれいだった天井を、またきれいに直すだけだからリフォーム？

 簡単に解決すると思いましたが、どうやら二つの言葉は境界が”あいまい”だ。とわかっただけでした。

私たちが工事をする時に、ゼロに戻そう、という考えではあまり工事をしていないように思います。

より良くしようと、プラスにしよう、と常に考えています。

どちらの言葉を使うにせよ、より良い工事を、よりプラスの結果を出せるように、努力したいと思います。