2007.09.01
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はじめに

     はじめに

     

私達は住む人が「爽やかな風が吹き抜ける」と思いながら住んでいただける住まい。

そんな家づくりをしたいのです。

 21世紀に入り、日本は超高齢化社会へと向かいます。高度成長期には住宅は造っては壊しの繰り返しで、25年から30年以内の寿命の短い住宅を造り続けてきました。また、環境の悪化が問題とされる中、取り壊される住宅のゴミ問題も深刻化しています。

 

 これからの家づくりは、今までのように「古くなったら建て替えよう」の発想ではなく、古くなっても愛着が湧くもの、直し続けながら住み繋ぐものと考えます。しかし、最近の住まいの多くはカタログ販売、企画住宅販売の名のもとに流行商品と化し、その結果、華を競う傾向に走っています。短期工期でできる家、低価格と思わせる家、見せかけの健康住宅、日本の気候、(特に但馬地方のような高温多湿の夏)を無視した住宅など、住宅販売の言葉の裏には住宅を売る側の思惑があるように思えます。

 

 現在の家づくりは昔のように大工さんに依頼してつくる住宅ではなく、先進的な工法やいろいろな価値観に基づいてつくられています。それこそ多種多様な住宅があります。このような状況はいずれ収斂されてゆくと思いますが、これからの住宅は省エネ対策やシックハウス対策はもちろん、商品の寄せ集め住宅ではなくて、そこに住む人々の思い出一つ一つが積み重なり大きく膨らむようなそんな家づくりをしていかなければいけないと思います


 
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