2011.06.28
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社長は心配役

「社長は従業員が一万人いれば一万人の心配を背負っているものだ」といいます。
だから、私の所のような小さな会社でも心配で眠れないという夜もよくあります。
眠れないからつらい、苦しい。
しかしそんな心配をするのも、私の仕事だと思っています。
そのために、苦しい思いをしてもそれはそれでいいんじゃないか。
そんな心配事を一つひとつ、うまく取り除いていくことが出来れば、それはそれで、
私にとっては、生きがいにもなっています。

 とはいえ眠れないほどの心配事がそう簡単に取り除けるものではありません。
そんな時どうすれば良いか。
色々心配の種類はあると思うが、私は多くを、それぞれの人たちの持っている
知恵や知識を情報として集め、解決の糸口としています。

たとえば、新聞や雑誌、友人や先輩、また同僚に尋ねることによって、
具体的な答えが返って来る場合もあるし、答えにならなくとも、
答えに近いものが見えてきます。
また、人に尋ねることにより、見えてくる答えを、自分の偏見で歪めないように
素直な心で聞くことも大切なことだと思っています。

 どんなに大きな会社でも、また 小さな会社でも社長が心配なしにのんびりと
やれる会社など、今の時代にはあり得ないと思っています。
 今は会社を経営する人にとっては受難の時代だと思っています。
眠れなかったり、会社が心配で苦しんでいる姿こそが社長の姿であり、
またそこに生きがいがあると思います。

この頃のように先の見えない時代だからこそ経営者に求められる
姿ではないでしょうか。

 
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