2019.11.15
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斜めが嫌いな大工さんの話

 

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養父市 H様邸 屋根工事


こんにちは。大工の柏尾です。

写真は玄関から隣の敷地までの渡り廊下のような屋根を付けた状態です。

材料は一般的に『ポリカの波板』と呼ばれるものを使っており、光を取り込み、雨をよけながら風を通すような形になっています。

ほとんどの屋根は、雨が溜まらないように斜めになっていますが、屋根を真上から見たときの形が四角でなくなると、途端に屋根を作ることが難しくなります。イメージが付きにくいかもしれませんが、たとえば敷地の境界線と建物の外壁が平行で無い時に、よく屋根を真上から見下ろした時の形が台形になり、とても難しくなります。

柱にしろ土台にしろ、大工さんの考える構造物は水平であり鉛直(水平に対して垂直)であることが大前提にあるので、階段や屋根など、斜めの形を作ることはとても難しいです。その高さ向きの収め方をきれいに収まった形にできる人は、優秀な人だと思います。

 

 

 


 
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